こんばんは。
以前、登場しました内玄関ドアのデザインについて。
このドアは、大きくて重たい三層パネルを、カットして、加工して造りました。それに、ちょっと工夫をしてみました。富谷の家は、真北方向に玄関があり、通常ですと、玄関内がちょっと暗い感じです。開口窓無の外玄関ドア(木質系製断熱ドア)の脇に、これまた、オーダーしました小さなドレーキップ窓がついてありますが、都合よく足元だけを照らしたく、写真のようにドアの下の部分だけ、開口して明りが差し込んでくるようにしました。これは、太陽高度が低いのを活用して、奥まで差し込んでくることを見越してです。この内玄関ドアを開けると正面には、リビング前の面格子の引違戸があります。その先に吹抜けが広がっています。その吹き抜けの上部に、回転窓がついてあり、この上から差し込まれる光によって、明るいのです。格子は建具屋さんが入れてださって、和の感じもちょっと出ています。もっと大きくくり抜けばとも思いましたが、ちょっと芸が無い感じと、トークの内容が欲しかった?ので、あえて抜くのは、下部だけにしました。
太陽熱取得だけに夢中にならず、光(あかり)も、上手に手に入れたいものですね。
もちろん、机上での計画段階から、意図的に提案しました。せっかく、断面図などを見ながら、断熱気密ラインや施工、太陽熱取得や遮蔽にと、色々と検討しているのに、もったいないですよね、光(あかり)も取り入れるようにしないと。当社は、熱も明かりも一緒にいただきます。そんなに器用ではないからです。ただ、今度のメンテナンス時に、デザインが変わる可能性ありです。