こんばんは。
前回は、通常より低温でも快適に過ごせる感じ…を、書きましたが、今回は、何が大事かという点。
色々な意見もあって当たり前です。が、結論から先に言いますと、シェルター(建物外殻、器)です。しかも、超とか、スーパーを付けたくなるレベルまでのものです。結果、外気温に左右されにくい建物になります。もちろん、断熱気密工事だけをしっかりすれば良いかというと、それだけではありません。換気、温度(冷暖房)…も関わってきます。温度調節が自在にもなりますね。そして、超やスーパーが付くくらいの低燃費で済んでしまうこと、ありがたいですね。
創るために、断熱材は何を使えばいいのですか?と問われますが、何をよりも、どう使うか(施工するか)が大事です。一長一短ある各断熱材の特徴を活かして対応していく。ただ、厚み(層)を加算していくのではなく、壁内結露を考慮し計画して、工事をすること。費用対効果をみながら、予算を配分していく。当社は、当たり前に付加断熱施工をしていますが、厚みだけを売り文句にしておりません。使う断熱材によっては、2/3の厚みくらいで済む場合も多々ありますし、厚みが薄くて済むのであれば、労力面だけでなく、重量面や納まり面からみても都合の良い場合もたくさんあります。それこそ、たくさんの工法を提案してきました。当社の大前提としてあるのは、後に見えなくなるところだから、簡単に交換や足すことが出来ないところだからこそ、しっかり創る事です。
最近の話題?からもひとつ、当社は、ZEH(ゼッチ)という前に、パッシブへ予算をまわしましょうと提案しております。確かに、収支ゼロは魅力的ですが、それでも、今以上にシェルターへです。この提案は、一貫して変っておりません。
最後になりますが、断熱気密のことを言いすぎると誤解されがちですが、シェルターを考える際は、そもそもの構造力が、セットで大事なことは言うまでもありません。安全、安心な構造を確保して、大事な躯体を結露させないように、保護するように包み込んでいくから長持ちもしていくのです。