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宮城県富谷市杜乃橋2-29-1

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断熱材の厚みだけに注目しないでください。

エコプロファイバー(木質繊維系断熱材)・・・樹皮を活用しております。

こんばんは。

ちょっと気になる問い合わせからです。

お客さん:「断熱材の厚みはどのくらいですか?200㎜位ですか?もっとですか?」との質問でしたので、

私:「当社は、その時に使う断熱材で厚みは違います。」とお答えしました。

お客さん:「えっ、高断熱住宅って言っているところは、壁200㎜断熱って言ってますけど、最低このくらいしないとダメなんじゃないの?ほんとに、あったかくなるの?」

私:「いいえ、現に、この間のお客さん宅は、厚みだけで言うと壁は120㎜位の厚みで済みましたよ。」

と、いうようなやりとりです。もちろん、気づいておりましたが、これは、断熱材の厚みの宣伝文句ばかりが先行していることなんだなと…。確かに、断熱材が厚いことに越したことはありませんし、厚いと暖かくて、燃費も良いイメージは誰でもするのではないでしょうか。この厚みだけに、絶対に惑わされないでください。断熱材は、種類、密度…性能値が違います。例えば、カタログや各社のホームページでみる施工状況に出てきますグラスウールGW(よく見るのは、赤系色のものかと)で、同じ性能値のものであれば、厚みのみで比べればいいのですが、これが、同じグラスウール同士ではなく、グラスウールとウレタンボードと異なってくれば、単純に厚みだけの比較はできません。断熱材の性能値も絡んできます。これを計算して出していきます。なぜ、120㎜の厚みでも同等以上だったのかは、性能値が良いものを選択して、厚みを抑えれたからです。当社は、断熱材の種類や厚みを固定化しておりません、柔軟に対応できるようにしております。が、グラスウールを使用する場合であれば、当社でも壁200㎜厚以上は、当たり前に施工していますので、宣伝するような特別な厚みではありません。

単に、断熱材の厚みの宣伝が先行してしまわないように願うばかりです。ただ、断熱材の厚みについての問い合わせは、ちょっと前はあまり無かったように思います。

各社、色々な断熱材を取り入れて、工夫しておりますので、くれぐれも厚みだけの検討は見直してください。性能を良くしつつも、厚みを抑えた工法を創られている方々もたくさんいらっしゃいます。当社も、壁200㎜断熱!等々の宣伝はしておりませんが、厚みを抑えても、同等以上の性能を確保しております。ご参考までに、比べられるのであれば、「抵抗値はいくらですか?」と、設計事務所や工務店の方々へ訊いてみてください。計算して数値を提示してくれると思います。そして、その数値(抵抗値)の大きいものを、まず検討してみてください。さらに、この机上の数値を活かす大事なことは、施工技術です。ということは、お忘れなく。…いつもの締めくくりになったような気がします。

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