こんばんは。
当社のあたり前な基礎のことを、連続して紹介します。…「もっと宣伝した方が、絶対に良いよ」に、気分が良くなりまして。
当社の基礎が高基礎になった理由は、以前書きましたように、当時の防蟻剤(薬剤)の散布NO対策からでした。当社の高基礎を見られた方は、必ずといっていいほど「ほんとに、それだけ?」と、言われますが、目視ができ、点検可能にすることからで、本当にこれがスタートです。
では、「なぜコンクリートを1回打設に、当社がこだわっているのか?」についてですが、これも、以前のブログの内容からの続になります。勤務していました建設会社の土木部の方々に、現在のベタ基礎は教わりつつ、二十数年前には既に施工していた旨は、書いたと思います。土木部の方々には、この時からダメな例?(課題)を、見せていただいたからです。
当時も一度、平らに土間部分をコンクリート打設します。次に、立上り部分の墨出しから、型枠を組んでいき、立上り部のコンクリート2回目の打設となります。このコンクリートのつなぎ目が非常に重要なところです。雨が降った後に、その答えがはっきりと分かりました。土間に溜まった雨水が、つなぎ目からにじんできている所があるではありませんか。現場で、これを見ながら、土木部の方々には、色々教わりました。…のうちの一つの会話で、
「雨がにじんでくるということは、雨水の通り道が間違いなくできている。ということは、虫(白アリ)も行き来できるということ。」と、言われたこと。これは、防蟻のことを考えて、高基礎を標準仕様にしたいと思っていた私には、忘れることが出来ないことになりました。高基礎ばかりに気をとられていたことに、更に、どう施工すればよいのか?という課題を与えてくださいました。…当時の土木部の方々のおかげで、今の当社の仕様が出来ております。
結論、全ては防蟻対策からです。だからこそ、当社のあたり前は、「高基礎の1回打設」なんです。もちろん、1回打設出来ない場合も、対応はきちんとしております。あたり前ですよね、色々教わりましたので。
こうして、富谷の家に来てくださって、見て、話してみなくては分からないところも多々あります。ただ、このような施工の積み重ねの差が大きいと信じて、コツコツ進めています。もっとアピールした方が良いよと、言ってくださいましたお客さんに感謝しております。