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選択のなぜ?と、肝。

換気機器内部

こんばんは。

3月も、もうわずか。本当に1ヶ月の早いこと。

以前のお話の残りをして、3月を締めくくりたいと思います。

換気機器を選ぶ条件としてあげたら、いくつも上がってきますが、まず、「この機器を選んだのはなぜですか?」と、よく聞かれます。の私なりの理由です。ダクト式熱交換換気システム1台を、ちょっと大きめの富谷の家に納めるのに、消費電力を上げたくもないし、出来る限り効率は下げたくないということをクリアするのであれば、選ぶ側からすれば、圧力損失を抑えること、熱交換素子面積が出来る限り大きいものの2つが重要になってきます。上の写真の下から半分といったらオーバーですが、下の大きいスペースに素子が納まっています。左側に、ファンとフィルターが納まって、右側が基盤です。素子は、文句なくデカいですし、内部の空気も流れやすいようにしてあります。そこで、問題は圧損面です。これは、現場側のクリアする問題ですが、通常、配管材は何を使っていますか?よく見るのは、どんな配管材ですか?当社は、スパイラル管が基本です。前にジャバラ系ダクトのお話をしましたが、施工はし易い反面、抵抗が大きくなります。これは、最後にきちんと風量測定し、必要風量は確保するので、大丈夫と片付けてしまいたくないところです。そして、換気システムは、色んな部材の組合せですから、継手類、化粧グリル、外部フード…と、検討していますでしょうか?デザインの好みもありますが、カタログの数値をみて、その中からでも、より良いものを選定したいものです。

結果、ファンにすごい負担をかけていませんか?と、いうことは…。そういうことなんです。ここを、単純に減らしたいだけなのです。

あとは、フィルターの特徴もおさえておきたいところです。板状(プレート型)や、袋型が多々使われています。上の本体内は、袋型のものです。ここにも重要な点があり、表面積の違いも大きな差で現れてきますね。しかもちょっと、大きめです。ですから、本体が必然と大きくなるのです。当時は、洗面脱衣室の天井いっぱいに大きな本体を吊り込んだりもしましたが、フィルター交換作業やら、点検が大変なので、現在はほとんど提案しておりません。

当社は、フィルターの位置は、手の届くところが基本です。

余談ですが、なんでもF9?くらいまでのグレードのフィルターも出回っているそうです。すごいですね。より細かいものを使いたくなりますが、当社では、小まめに交換できる方に限定させていただいております。

そして、一番の重要点は、機械が運転してから、壊れるまで、フィルター交換をきちんとすること。極端なことを言えば、どんなに良い換気本体からなるシステムでも、フィルター交換をきちんとしなければ、付けてないのと一緒です。ここが、肝であり、全てですと言っても過言ではありません。ただ、この機器でも課題はありますので、今後、クリアしていかなければと思います。

これで、今後は、機器のことを訊かれたら、「ブログに書いてるので、読んで」って、言えます。

*もちろん、他の換気システムも多々活用していますが、問題なく運転の上、活躍中ですのでご安心を。

 

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