こんばんは。
先日、お客さんがいらした際に、「なぜ、毎回のように断熱材の種類や厚みを変えているんですか?目的は?」「性能面を重視するのですか?」という問いをいただきました。
「結論は、燃費をできる限り少なくしたいからです。」と、お客さんのいろんな面での予算に合わせていくようにしているためです。無理のないようにしたいからです。
と、いいますのも、最近ではUa値のことを皆さん聞いているようで、何かと数字の話が出てきます。確かに大事です。
そこで逆に、「Ua値の良い、実燃費のほどほどの家」と、「Ua値はほどほどでも、実燃費の良い家」のどちらに住みたいですか?と、質問させていただきます。全員が、実燃費の良い家とお答えになります。計算は、何のためにするのでしょうか?もう一回、考えてみませんか?と、お茶を飲みながら、再開といったような感じです。
あくまでも、家計の支出面に影響を及ぼすのは実燃費です。極端な言い方をしてしまいますが、誤解しないでください。Ua値の数字だけには振り回されないでください。
月平均光熱費が、¥15000で済む家と、¥18000で済む家では、年間にするとどのくらいの差が出てくるでしょうか?月¥3000の差が、年間にすると、大きな金額になるんですよ。
当社では、燃費量を導き出す際に、途中に出てきた数値位に思っていただければと思いますよ、とお話ししています。…勝手な当社目線の意見ですが…。