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宮城県富谷市杜乃橋2-29-1

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風量測定

風量測定も必須です。

風量測定のふり?

こんばんは。

「当社は、第三者機関に依頼して、気密測定は、施工中と完成時の2回行っています。」や、

「完成時の気密測定結果(C値)は、0.5㎠/㎡でした。や、0.3㎠/㎡でした…。」と、本当によく耳にすると思いますが、換気の最終調整(風量調整)については、あまり聞こえてこないのではないでしょうか。ただ、換気は0.5回/hです。とは、誰もがきっぱり言っておりますが…。

そもそも、換気をダクト配管で行った後、試運転と同時に自動的に0.5回/hに設定されていくシステムはあるでしょうか?輸入品で、特殊風船?が伸縮して風量を自動制御してくれるものはありましたが、他でというと、日本では見たことがないですね。(勉強不足でしたらすみません。)これは、第1種換気だろうが、第3種換気だろうが、調整をして、はじめて、換気原則の一つである、「多すぎない、少なすぎない量」が確保されて、発揮されるのではないでしょうか?例え、図面と同じように配管しても、圧損は違っていき、一番末端では大きな差が生じていることでしょう。ですので、気密性能同様、計ってみないと分からないのが、「換気量」です。

出入り口を明確にするためにも、気密性能を確保しているのに、どのくらいの量の空気を取り入れて(給気)、どのくらいの量を排出(排気)しているのかを分からないのでは、そもそも何のために?ただの気密性能(C値)競争ですか?に、なってしまいます。

気密性能も大事、換気量確保も大事であり、バランスがとれてはじめて、「計画計量換気」が成り立ちます。

当社では、気密測定とセットで風量測定を行い、0.5回/h確保に努めています。せっかく、気密をばっちり抑えたのに、換気量が多すぎるということはないでしょうか?または、少なすぎにもなっていないでしょうか?環境下で差はありますが、経験上ですが、換気回数が少ない場合、0.3回/hを切り、0.2回/hに近づいてくる頃には、窓にうっすら結露が発生してきます。富谷の家でも、フィルター交換時期を延ばしてみた際に、結露が発生してきました。これは、目安にもなるので、いいのですが、幸い?なのか、このころに来られたお客さんは、高性能窓にも結露する様子を、ご覧になっております。フィルターの目詰による換気量不足は、本当にもったいないことだけではなく、大変重要なことです。(以前の記事でUP)忘れずに定期的に交換を行う事。

当社では、このような場合、「換気フィルターの交換したっけかな?」と、思い出してみてくださいと、お客さんに言っておりますが、幸い結露発生レベル前までには、交換いただいているようです。余談ですが、個人的には、換気回数0.3回/h設定は、有りかと思っているところもあります。

そして、きちんと換気が機能している家は、玄関に入った瞬間に分かりますよ。

 

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