住所

宮城県富谷市杜乃橋2-29-1

022-725-8988

平日:9時~17時受付

高基礎へのきっかけは。

基礎内部の鉄筋組状況

こんばんは。

なぜ、当社の基礎が高くなったのか?を、少々。と、写真を見てください、きれいな断熱材を。納品当初の真っ白いままです。

今から、二十数年前のこと、建設会社へ入社して間もなくの事でした。現場は、防蟻処理作業の日でした。そもそも、現場内に入る前から、何か臭いな~(気持ち悪い方の)と思いつつも、建物へと向かっていました。…私にとっては、はじめての防蟻処理工事の立会でした。間もなく具合が悪くなり、立ち合いどころではありません。土台から、柱、間柱…が、オレンジ色に着色してあるのは、見て分かりましたので、挨拶をして、すぐに現場を後にしました。

事務所に戻り、すぐに、上司へ文句?を言いつつ、この処理を、何とかしないように出来ないものでしょうか?と、相談したのを覚えております。そして、この時にイメージした建物は、一階は、コンクリート造、二階は木造という混構造の建物でした。もちろん、社内の見積物件を積算するたびに、予算オーバーになります。お客さんは、通常の基礎に、木造での1,2階をイメージして、依頼しているのに、勝手に、一階をコンクリート造をいめーじしているのですから当然です。(2020/1/28文章修正有)

それからです、予算をかけすぎないことを前提として考え、GLから1m上りの部分の防蟻処理をもとめられますので、この1mまでを最小限コンクリートで造ればいいのであって、一階の全てをコンクリートにしないように結論を出したのは。…これが、現在の当社、当たり前の高基礎の誕生秘話?です。*当時の会社では、高基礎を自社標準仕様にすることはできませんでした。(その後、何年間もの間、私の建築描きとめノート内で出番を待っておりました。)(2020/1/28文章修正有)

当社の高基礎は、当時のこのような出来事から、「防蟻処理をしなくともいいようにするにはどうしたらよいのだろう?」からであり、点検やメンテナンス対応のしやすさ、床下への物入れ確保、床下エアコンのためなどからではありません。…何でも見越しての進行ではありません。が、後に、全て活かされているのも事実です。富谷の家を見られたお客さんは、説明をきいて納得されていることだと思います。

カテゴリー