こんばんは。
先日、換気の話が出た際に、話したことを少々。きちんと、換気がされている場所が、最近の建物はもちろん、ちょっと以前の建物でも一ヶ所はあります。それは、ユニットバス内です。これまでの内容からもお分かりの通り、パネルで水漏れが無いように組み立てられ(気密はバッチリですね。)、ユニットバスの出入口戸の下方から空気が入ってきて、作動させた換気扇から湯気などが排出される(出入口の明確さと、適量ではないが…。)。換気容量が大きいと、たちまち湯気は無くなっていくものの、戸の下からは、寒いくらいに風が入ってきていませんか?が、これを、建物一棟に置き換えてみてください。きちんと気密が保たれた壁や屋根を、寒くならないように断熱材で囲み、壁や天井を開口した所から空気を取り入れ、寒くならない位の適量を排出させる。熱交換換気の場合は、お風呂の熱もいただて温めた空気を、再度、戸の下から取り入れるようにする。ですので、ほとんどのお宅のユニットバス内は、風呂上りに、換気を作動させっぱなしにしていると、きちんと乾いているのではないでしょうか?このように、建物一棟を計画して、施工すれば、良いのではないでしょうか。…と、いうお話をしました。では、ユニットバスの気密性が悪かったり、戸や窓が開いていたり、寒くなるからと換気能力を抑えたものだったら、きちんと乾いてくれるでしょうか?